再びやちむん通りをねり歩く。
この日はおおむね天気も良くお散歩日和だった。
前日は定休日だった『ぶくぶく』で一人ティータイム。
毎回楽しみなぶくぶくー茶だ。
しかし以前とは違い幾分茶碗が小ぶりで、思わず「わー」っと
言ってしまいそうなダイナミックさはなかった。
そういえば、店の様子も少し様変わりしたような。
窓側の席にはソファーが置かれてるし、お冷やはさんぴん茶では
なくただの水。月桃紙のようなものに書かれていた温かみのあった
メニュー版は濡れても大丈夫だし〜と言わんばかりのペラペラの
プラスチックになってしまっている。
店員さんは張り切っていて元気がいいが、ちょっとやかましい感じ。
そう、私の気に入っていた、あの中国人だか台湾人だかのはにかみ
笑顔のかわいい女の子の姿はなかった。
でも、お客さんは確実に増えている。
なんか...というかやはり、よくありがちなそーいう現象なのかな...。
いつもみたいに、また来ようと思っていない自分に気付いてふと考えて
しまった。
店内をくぐりぬける風に変わりはないはずだけど。