(市営ぶどうの丘から見る甲府盆地)
ルミエールワイナリーからタクシーを使って『ぶどうの丘』へ。
丘からは、ぶどう畑の向こうに広がる南アルプスや甲府盆地が見渡せます。ここにはその景色を満喫しながら食事のできる展望レストランや温泉、バーベキューの施設もあるので、家族連れでも楽しめる場所です。宿泊もできますよ。
ぶどうの丘からは足で歩いて勝沼ぶどう郷駅までハイキング。
眼下に小さく見える駅の建物を目指して約40分、アップダウンの多い道のりを歩きました。お土産用のワインを何本が背負っていたのでかなりキツかったですが、ぶどう棚やころ柿畑の合間を縫うようにしてのんびり歩くのは気持ちが良かったし楽しかったです。
駅にもだいぶ近づいたところに
『原茂ワイン』という看板を見つけました。4月〜11月の期間限定で営業している素敵なカフェもあるようなので、次回!要チェックです。次の目的地があったので今回は寄りませんでした。
さて、ぶどう郷駅に到着してちょっとトイレ休憩。コインロッカーに背負ってきたワインを預け、身軽になった私達は再び歩き出しました。
と、突如目の前に現れた機関車。
昭和41年5月に製作され、主に貨物車を牽引して中央本線などを走り、ぶどうやワイン産業などの地域の発展に貢献し、平成17年3月に現役を引退したのだそうです。今はこうして、駅前公園にモニュメントとして設置され親しまれています。
そしてここが、2番目の目的地、明治の鉄道遺産『大日影トンネル』。
明治36年に中央本線が開通し、その後ぶどうやワインの輸送に大きな影響を与えます。ぶどうの出荷は東京まで、馬の背に載せて3日から6日かかっていたものが、わずか半日で大量に運ぶ事ができるようになりました。大日影トンネルは英国人の技師の指導で建設され、レンガの積み方は一段ごとに縦横を交互に使う英国式です。このレンガ造りの鉄道トンネルの技術は、ワイン貯蔵庫の建設にも応用されていきます。
平成9年に廃線となったトンネルは現在遊歩道になっていて、およそ1.4キロのレールに沿って歩くことができました。中はとてもひんやりとしていました。
大小さまざまな安全地帯も当時のままになっていて、木製ベンチや、中央本線の歴史を紹介する説明板などが設けられています。
それにしても1.4キロが長い!誰もいない薄暗いトンネルの中、離れないように二人でくっついてドキドキしながら先を急ぎます。スタンドバイミーな気分です(笑)
やっとこさ出口に到着しました。が、
ゲゲッ!閉門してる!!閉じ込められちゃったの?私達??
次回最終章